年の差カップルの中にはパートナーに先立たれた後に「一人で過ごす長い余生」を考えると、長期的なつきあいや結婚に踏み切れないという人も少なくないようです。
確かに、女性の方が寿命が長い上に、年上の彼と10歳、20歳も離れていれば、パートナーに先立たれた後には長い余生が待っています。
「やっぱりそんなに長く一人は寂しいわ~」と、一人残された後のことが頭から離れないのでは、パートナーとの充実した関係は築けません。
年の差カップルは、パートナーに先立たれた後の長い余生があることを覚悟し、その余生を一人で生きていく自信を育んでいく必要があります。
彼に先立たれた後の余生はどのくらい?
厚生労働省の発表によると、2015年の日本人の平均寿命は、男性が80.75歳、女性が86.99歳です。平均的に、女性は男性よりも7年長生きしているということです。
例えば、あなたと彼の年の差が20歳とします。
彼が80歳で亡くなるとすれば、あなたはその時点で60歳、女性の平均寿命は約87歳なので、彼の死後、平均的に27年生きることになります。
年の差が15歳であればあなたの余生は22年、年の差が10歳であれば17年の余生です。
数字だけ見ると、「やっぱりこんな長く一人で生きるのは寂しいわ~」と感じてしまうかもしれませんね。
でも、どんなカップルも、平均すると女性は男性よりも7年長生きします。それに、年上の彼が先に死ぬとも限りません。もしかしたら、病気や事故であなたが先に旅発つ可能性だってあります。「別れ」のタイミングは予想できないのが現実です。
残された余生を一人で過ごす自信はありますか?
かけがえのない彼に先立たれることを想像するのは辛いことですが、残された長い余生を一人で過ごすための覚悟とそのための準備は、今の彼との関係に不安を残さないためにも不可欠です。
余生を楽しむために必要と思われるものは何でしょうか。
例えば、
お金
一人残されたときに問題なく生活していけるだけの資金や収入が見込めるかどうかは重要です。その時にお金のかかる子供がいる場合はなおさらです。
今後は年金だけで悠悠自適に暮らすことはほぼ無理でしょうから、少しでもその不安を解消するためにも、今から計画的に考えていきたいところです。
趣味や仕事
経済的な余裕がない場合は、仕事はもちろん生活のための資金源です。仕事が生きがいになることもあります。
また、趣味があれば、何よりも好きなことをして楽しく過ごせますし、友達のネットワークも増えて人とのつながりが持てます。一人になって新たに見つけられる趣味も出てくるでしょう。
人脈作り
仕事でも趣味でも、人と関わることによって刺激が得られるのはもちろん、孤独も避けられ、自分に何かあったときの助けにもなります。特に信頼できる友達はずっと大事にしたい存在です。
新しいパートナーとの出会い
彼の死後、ずっと一人で暮らしていかなければいけないと決めつけることはありません。相思相愛の仲だっとしても、月日が経てば他界した彼のことも忘れ、そのうち新たなパートナーとの出会いもあるかもしれません。
お一人さまで余生を十分楽しめるのであれば、それはそれで幸せなことです。
一方で、新たな出会いがあれば素直に受け入れて、新しいパートナーと余生を満喫することもできます。
自分の余生なんて想像つきませんよね。少なからず資金的なことを意識する必要はありますが、余生の具体的な生活は今から心配してもしょうがないです。大事なことは、長い余生が待っていることを覚悟し、今のパートナーとの関係を大切にしながら準備していくこと。
男性の寿命を考えると、きな男がその年齢に近づいてきたので、今は私の余生よりもきな男の余生をどう一緒に楽しんでいこうかが優先事項ですが、特に、私が一人になったときの経済的な側面についてはそれぞれが考えて準備しています。
若いうちから、何十年も先のことを想像して年上の彼とのつきあいや結婚を諦める必要はまったくありません。
年上の彼が先になくなるとも限りませんし、不慮の事故や病気で自分が先に死んでしまう可能性もあります。女性として生まれた以上、年の差カップルでなくてもかなりの確率でパートナーに先立たれて、一人で余生を生きることになります。
ただ、自然な流れでいくと、彼に先立たれた後の余生は同年代カップルよりも長くなるということを覚悟しておくこと。そうすれば、今の彼との関係を大事にしながら、準備を進められます。