ホットフラッシュ

更新 2018.11.4

更年期のホットフラッシュいつまで続くの? 70代までも!?

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更年期症状の代表格であるホットフラッシュ(ほてり・のぼせ)。いったいいつまで続くの?と悩まされている人は多いと思います。

一般的には、ホットフラッシュの症状は閉経前後の数年と言われているので、かれこれ3年ほどホットフラッシュとつき合っている私は、そろそろ収束が近いかなと期待しているところ。

私のホットフラッシュの症状はこちら⇒ 私の更年期症状:ホットフラッシュ

ところが、最近の調査では、70代でもホットフラッシュが継続しているという女性も報告されています。

そして、ホットフラッシュの開始時期や期間は個人差が大きいものの、4つのグループに大別されると示唆しています。

自分がどのグループに該当するかが分かれば、おおよその継続期間が予想つくかもしれません。

参照記事:The New York Times「Meet the Super Flasher: Some Menopausal Women Suffer Years of Hot Flashes

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あなたはどのパターン?

さまざまな人種・民族の女性3,302名の身体的、生物学的、精神的な健康状態を22年間追跡した米国全国女性健康調査 (SWAN:Study of Women’s Health Across the Nation) によると、ホットフラッシュの開始時期や期間は個人差が大きいものの、以下の4つのグループに分類できるといいます。

早期発症型 (early onset) 閉経の5~10年前から始まり、閉経前後に治まる
後期発症型 (late onset) 閉経後に始まる
ラッキーな少数派 (lucky few) 症状がまったくない、または発症しても閉経期移行時の終わりに数回だけ
スーパーフラッシャー (super flashers) 早期発症型のように比較的早く症状が始まり、後期発症型のように閉経後かなり続く。中年女性の4人に1人が該当。期間が15年以上のこともある。

ホットフラッシュのパターンで見た女性の分布はほぼ均等で、全体の75%は程度の差はあるもののホットフラッシュを経験したことがあり、残りの25%は症状を免れていました。そして、この4つのグループにはいくつかの傾向があることが分かりました。

「早期発症型」は白人の肥満体であることが多く、喫煙者は「後期発症型」になる傾向がありました。ホットフラッシュの症状がまったくなかった、または数回だけという「ラッキーな少数派」は、アジア系や健康的な女性に見られるようです。「スーパーフラッシャー」は、アフリカ系アメリカ人に多いほか、健康状態が悪かったり、アルコールを常飲したりする傾向にありました。

ただし、このような統計上の傾向はあるものの、各グループにはさまざまな人種、民族、体重、健康状態の人が含まれていたので、各グループの属性を決定づける単一の要因は存在しないようです。

—–
私の場合、閉経後から症状が始まったので「後期発症型」。でも、いつまで続くのかは不明。

それにしても、15年以上続く人もいるなんて、ショッキングな調査結果です。

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70代でもホットフラッシュ継続中

米国ピッツバーグ近郊に住む70歳のリン・モランさんはスーパーフラッシャー。

ホットフラッシュが始まったのは47歳頃。症状は最初軽かったものの、次第に重くなり、昼夜問わず襲ってくるのでまともに眠れずに惨めな思いをしたといいます。

ホルモン療法を受け始めると、症状は改善したものの完全になくなることはありませんでした。ホルモン療法に関連する健康リスクが指摘され始めると、主治医からホルモンの服用を止めるよう勧められますが、その後も退職するまで継続し、2005年に服用を止めました。

それから猛烈なホットフラッシュが戻ってきて、今も続いているということ。

現在も、一日に数回ホットフラッシュが起きるというモランさんは、「まだホットフラッシュがあるの。笑っちゃうわよ。髪を巻いて出かける準備をしていると、汗びっしょりになるから一からやり直し。髪を乾かさないといけないし、化粧も崩れて台無しなの。70歳になってもホットフラッシュの愚痴を言っているなんて」と語ります。

——–
統計では女性のほぼ25%がスーパーフラッシャーに属しており、このように70歳になっても続く場合もあるのです。

モランさんの場合、23年間続いていることに・・・お、お疲れさまです。

ホットフラッシュ

「ホットフラッシュは閉経前後の数年間だけ」という従来の常識が覆される

日本でも、ホットフラッシュの症状は閉経前後の1~5年、平均的には2年、などという記述が多く見受けられますが、この調査結果により、その常識は間違いであることが分かります。

中年女性の75%がホットフラッシュを体験し、中年女性の半数を占める後期発症型とスーパーフラッシャーにおいては閉経後かなり続くという調査結果を踏まえ、医師の理解が改まって、どのパターンに該当するかが分かれば、より良いケアを提供できるようになるかもしれません。

=====
スーパーフラッシャーのように15年以上も継続する可能性もある、と聞くと気が重くなりますが、認識を新たにすることで覚悟や対処法が違ってきます。参考にしてください。

ホットフラッシュは不快ではあるけれども毎日対処する日課と捉えて、60代、70代になっても、モランさんのように笑い飛ばせられるだろうか。

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