更新 2019.05.6

年の差カップルの悩み「親の反対」は親の気持ちを知って対処する

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年の差カップルがぶつかる悩みの一つに、「親の反対」があるかもれません。

カップルの年齢の差が大きければ大きいほど、親の反対が高まる可能性があります。
また、相手に離婚歴があったり、子供がいたりすると親が反対する要因が増えます。

最近は、年の差カップルや年の差婚が認知されてきているとはいえ、実際に、自分の子供の相手が大幅に年上だったり年下だったりすると、親の気持ちは複雑かもしれません。すぐに納得してくれる親はそれほど多くないでしょう。

特に、日本は、結婚は家と家の結びつきだと考える慣習があるので、当事者同士の問題だけに収まらないことも往々にしてあります。

本来は本人同士がが幸せならそれでいいのですが、親との関係を良好に維持していきたいと考えるなら、少しでも親から自分の大切なパートナーを受け入れてもらえた方がいいですよね。

親の反対があった場合、具体的にどうやって対処していけばいいのか、私の体験を交えて考えてみます。

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私ときな男の場合

正直なところ、私は親がどう反応しようと、きな男との関係は変えるつもりはなかったので、無理に説得しようなんて気持ちはありませんでした。それが理由で親と疎遠になっても仕方ないと考えていましたから。

私ときな男はおよそ20歳の年の差。初めてきな男を両親に紹介したのは、つきあい始めてから5、6年経っていました。

親が私のアパートを訪ねてきた帰りに、ついでにきな男の家に立ち寄って軽い顔合わせをしました。親には事前にきな男の職業や家族状況などを軽く話していたので、その時は、特別かしこまった会話はなく、お茶を飲んで世間話して帰ったと記憶しています。

親の反応は悪くなかった印象です。奥さんと死別して息子がいることが分かっていましたが、ちゃんとした職業もあったし、見かけも若いので、年の差については抵抗を示していない感じでした。

その2年後に、今度は私の実家にきな男を連れて行きました。当時はまだ祖母も健在でした。
全員で夕食のテーブルを囲み、酒を交わしながら時間が過ぎていきましたが、話の流れで、私たちは入籍するつもりはないことを話しました。

とたんに、ムードが一変。父が入籍しないことに批判的になり、最後には声を荒げてきな男を侮辱する言葉を発したことに私の怒りも爆発し、収拾がつかなくなったので、その日は実家に泊まる予定が、急遽近くの温泉ホテルに移動することに。

その後、しばらく、恐らく1年以上だったと記憶していますが、実家とは連絡も行き来もしない状態が続きました。ある日、祖母から電話がかかってきました。父が入院しているとのこと (病名は忘れましたが、1ヶ月ほどの入院予定だということ)。けんか別れみたいになってるけれど親子なんだから意地張ってないで、時間があったら病院に見舞いに行ってみて、とのことでした。

この祖母からの電話は、意固地になっていた自分の気持ちがほぐれた瞬間でした。

父を見舞った際も、お互いに何の謝罪の言葉も交わしませんでしたが、それを機に少しずつ距離が戻っていった感じです。

退院後ほどなくして、両親がきな男の自宅を訪れ、一緒に近場の観光に出かけたり食事をするなどして一泊して交流できる余裕もでてきました。

一度冷静になって、親に反対されたり納得してもらえない理由を考えると、その対処の仕方が見えてくることがあります。

親の気持ちを考えてみる

■親の一番の安心は子供の経済的な安定

まず、親が一番不安に思うのは、子供が経済的に安定した生活が送れるかどうかです。我が子が路頭に迷うことを望む親はいません。

突発的なことがない限り、年上が先になくなり、年下が残されます。残された娘・息子がその後も苦労することなく余生を過ごせるのか心配になります。

子供が関わるともっと深刻になるでしょう。すでにどちらかに子供がいる場合、それだけで生活に負担がかるし、子供が自分の娘・息子になついてくれるかどうかも不安になります。

男性が年上の場合、年下の女性の親は、年が離れすぎていると、子供が生まれたはいいが、男性が高齢で子育てに積極的に参加できなくて娘の負担が増すのではないか、または一番お金のかかる時期には年上の男性がもう定年になっていて生活が苦しくなるのでは、と考えたりもするでしょう。

女性が高齢であれば、妊娠自体が不可能になりますから、親は孫の顔が見れない、跡継ぎがいなくなると嘆くかもしれません。

さらに、私のように、入籍しないで事実婚のままだと、法律婚のように有利な社会保障や相続の権利が享受できなくなると心配するはずです。

■介護の心配

年が離れていれば、年下の親は、自分の娘・息子が若いうちに年上の介護で苦労すると考えます。

また、私のように、年上のパートナーと自分の親がほぼ同年代となると、パートナーの介護と親の介護が重なる可能性だってあります。そうなると、肉体的にも、精神的にも、また経済的にも二重の苦労が待ち受けていると感じてしまうことも。

中には、パートナーの介護が優先されて、自分たちの面倒は後回しになるのを恐れている親もいるかもしれません。

■世間体

特に田舎に行けば行くほど、世間体を気にする体質があります。
親子みたいに年が離れているカップルは少数派ですし、籍も入れないで一緒にいることは普通では考えられないし、理解できないので、親戚にも近所にも説明のしようがないと嘆くかもしれません。

世の中には、大勢や標準から外れることをみっともないと感じてしまう親もいます。世間体を気にして、当事者同士の幸せが二の次になってしまうのです。

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私ときな男の対応

■経済面
私の親の場合を考えると、事実婚でいることで娘の私が不利な立場になるという不安が一番大きかったと思います。きな男には息子がいるので、きな男が亡くなると財産がすべて息子にいってしまうと考えたはずです。

経済的な心配がないことを伝えるために、きな男はどの程度の蓄えや資産があるのか、将来はどのような暮らしをしていくつもりなのかを伝えてくれました。その後、2人とも遺言書を作成し、それぞれの意思を記しました。

たとえ多額の預金や資産がなくても、まじめに働いて2人で生活していく覚悟を示せればそれでいいと思います。私だったら、金銭面だけをとやかく言う親には逆に不信感を抱きますね。

■子供
子供については、私たちは作れない体なので無理だと伝えてあります。
もし、最初から作る予定がないと考えているのであれば、親にもその意思をはっきり示しておきましょう。いらぬ期待を持たれてしまいますから。

子供のことだけで親が反対するのであれば、私ならそんな親とは距離を置きます。

■介護
20歳年上のきな男が介護が必要になった場合でも、私はまだ若く気力も体力もあるので介護されるほうも安心です。これが同年代夫婦になるとどうでしょう。老々介護になってしまって、介護する方が介護疲れで倒れ込んでしまう可能性が高くなります。だから、年の差カップルのデメリットだと言われる介護の心配も、見方を変えればメリットになると私は常々考えています。あなたの親がこの点を気にしている場合は、こういう考え方もあること示してあげると年上の彼との真剣さが伝わり、安心できると思います。

■世間体
私の実家はかなり片田舎で、それなりに世間体を気にする地域性です。でも、少なくとも直接親の口からは世間体に関わる苦言を聞いたことはありません。本心は分かりませんが。近所の人が遊びに来て、私たちの関係を話すときも「よくわらないけど、今流行の籍入れない夫婦なんだと」と言ってます。

親に対しても、周囲の人に対しても2人が堂々と接していれば、自然と納得してくれるようになります。同時に親の世間体も薄らいでいくはずです。

2人の信頼関係を態度で示す

「年の差があっても、あの人とならきっと幸せな生活を送れる」と親を安心させてあげることです。

親の家を訪ねる、自宅に親を招く、休日に一緒に出かけるなど、親と時間を共有することで、2人が仲良くしている姿や、信頼関係、真剣さが態度で親に伝わります。

形式にこだわる親であれば、お中元やお歳暮、時節の挨拶状を送ってみたり、親の誕生日、母の日、父の日、敬老の日に何か贈り物をするなどして、誠意を見せるのもいいかもしれません。

時間が解決してくれることも

親がなかなか納得してくれなったり、反対の姿勢が変わらなくても、まずは2人の意思を貫いてください。

無理に説得しようと考えずに、親と距離を置いてみることです。時間が解決してくれることもあります。

親が納得するまで待ち続けることができるカップルはそれでいいです。でも、親の気持ちが変わるのを待っていても、何も先に進みません。結婚したいという意思が固ければ、2人だけで入籍してもいいじゃないですか。成人した大人の2人が望んだ決断です。親に反対されたからと関係が揺らぐようでは問題です。

結婚して2人の絆が深まった姿を見て、親からの歩み寄りがあることも少なくありません。


年の差カップルが親の反対にあう理由はさまざまです。親と衝突してお互い感情的になったときは、少し距離を置いて親の気持ちを考えてみましょう。親が反対してしまう、納得してくれないのは、子供の幸せを願っているからこその反応だということが分かるので、その気持ちをくみ取って親と接してみてください。

たとえ親に受け入れられなかったとしても、2人の意思を貫き、前に進むことです。

フランス大統領候補マクロン夫妻、24歳「年の差」純愛』でも紹介したブリジット夫人は昨年、パリマッチ誌のインタビューで「両親や年の差なんて、たいしたことではない。大事なのは2人が共にいて、困難を受け入れること」と語っています。

私もまさに同感です。たとえ、親の反対があっても、まずはパートナーを第一に考え守ること。

大切なパートナーと生活を共にするのは親ではなくあなたです。自分の幸せを親に委ねてはいけません。

2人が幸せに暮らす姿は、やがて親の気持ちを軟化させますから。

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