年上の彼との付き合いが進んでいくと、彼の友達と会って食事をしたり、一緒に出かけたりする機会も出てきます。年上の彼の友達はたいてい自分より年齢が上の場合が多くなります。
会社では毎日年上の上司と仕事をしていて慣れているとは言え、いざ彼の友達に初めて会うとなると身構えてしまうものです。自分よりも人生経験も知識も豊富な人たちなので、未熟な自分が品定めされるような感覚になって怖じ気づいてしまうんですよね。
でも大丈夫、そんなときでも彼の友達と距離を縮めてあなたの印象をアップできるコツがあります。
私は、以前勤めていた会社では入社した当初から同年代の社員が少なく、ほとんどが先輩という環境でした。また、長らく会社の独身寮に入って寮長をしていたのすが、そこには遠くから通う独身者以外にも、単身赴任の課長や部長クラスも入居していたので、飲み会やイベントの催しを企画しては上司を含む寮入居者たちと頻繁に交流していました。なので、仕事環境では年上との付き合いには慣れています。大変かわいがってもらえて感謝もしています。
きな男は、知り合った当初から若い世代と積極的に交流していて、若者たちからもとても好かれていました。頭の固い年寄りと飲むよりは若い人といたほうが楽しいといつも言っています。だから、きな男は同年代から年上、年下まであらゆる世代との付き合いに長けています。以外にも子供にも好かれるんですよね。
同じ奉仕活動団体に属していたので、そこで知り合った友達がそれ以降も2人の共通の友達です。私の年代に近い友達ですが。
つきあい始めると、徐々にきな男は自分の知り合いや友達にどんどん私を引き連れて出かけるようになりました。
彼の友達は、若い人も年上も多いですが、私が気を遣っていたのはやはり年上の友達。人生の熟練者でもある年上の人は、人を見る目も厳しいだろうし、高学歴の人が多いので、会う前から苦手意識がありました。
最初の頃は、きな男の友達に会って紹介されても、かしこまっておとなしかった私でも、きな男との付き合いの歩みとともに、自分に自信が持てるようになると、初対面の彼の友達とも気負わずに接することができるようになるものです。
そして、私が経験して感じたちょっとしたコツを押さえると苦手意識も少しずつ克服できると思います。
1. 自分をよく見せようとしない
会社でも毎日年上の上司と接しているし、一番身近にいる彼も年上です。年上の人とはうまく付き合えているはずなのに、いざ彼の友達となると身構えてしまうのは、年下の未熟な自分をよく見せたいという気持ちがあるからです。
彼の友達に受け入れてもらいたい、彼のパートナーにふさわしいと思われたいという気持ちはよく分かります。ですが、気負って自分以上を演じてしまうと、ぎこちなくなるし疲労困憊します。
年上の彼の友達は人生経験も知識も豊富なのは当然です。それに合わせようと頑張ってもとうていかなわないのですから、無理に背伸びしないことです。なるべく飾らずにいきましょう。最初は難しいかもしれませんが、経験を積んで自分に自信が持てるようになれば自然体でいられるようになります。
2. 礼儀をわきまえる
プライドが高い年上がいるのも事実です。そういう人になれなれしく接すると、「こいつ礼儀もしらないのか」と思われてしまいます。そうなると、あなたのイメージは台無しです。
やはり、最初は誰に対しても年上ということを意識して接することです。ことば遣いはもちろん気遣いも忘れないこと。食事をごちそうになったり、寝泊まりさせてもらったら、礼状を出したり、次回お会いするときに手土産を持参するなどの心配りをすると、良い付き合いが継続できます。
3. 親しみを持って接する
礼儀をわきまえることと相反するようですが、年上という意識をあまりに持ちすぎると、逆に仲良くなれません。礼儀のポイントを押さえながら、打ち解けていきましょう。
親しみのきっかけ作りは、まずは笑顔で接すること。かしこまりすぎたり苦手意識を持っていると相手にも伝わります。笑顔を作るだけで親近感を持たれて、相手の気持ちも緩みますから。
また、さりげなく褒めることも年上とのつきあいがスムーズになります。
たとえお世辞でも褒められると人は悪い気はしません。相手の仕事や重責に対して、身に付けている服や小物、自宅に訪問したら、どこかしら良いところを見つけて (無くても) お褒めの言葉を添えるなど、どんな小さなことでもいいので、さりげなく褒めると、会話のきっかけにもなるし、相手との距離も縮まります。
4. 共感する
これは親しみを持って接することにもつながります。
10歳、20歳年上の彼の友達だと、どんな話をすればいいのか最初は不安ですよね。会う友達が一人または一組の夫婦だとまだいいのですが、複数の年上の中に年下が自分だけという場合だと、孤立しそうで恐いですよね。
だからといって黙り込んでしまうと、相手に気を遣わせてしまいますから、失礼になります。
まずは、聞き上手になりましょう。うなずく、相づちを打って共感を示すだけでも相手を満足させることができます。
たまに全然興味がない話や難しい話題で置いてけぼりになることがあります。
例えば、彼の趣味グループの集まりに誘われることもあるかもしれません。釣り仲間だったり、車や無線愛好会だったり、盆栽好きの集まりだったり。そういう集まりでなくても、話の流れで趣味の話になったりしますよね。共通の趣味だったらいくらでも話が弾みますが、それがまったく興味がない趣味だったら話の糸口が見いだせないと思っちゃいますよね。
でも、言葉は悪いですが、最初は適当に話を合わせていればいいのです。「それってなんですか?」「それってそんなに有名なんですか?」「へぇ! すごいですね」「私にも教えてください!」、という感じで、質問しすぎないように注意しながら、共感や興味を示すだけでいいんです。だんだん相手も調子が出てきて話が弾んで、少しずつ仲良くなれますから。
難しい話でついていけないときは、素直に尋ねること。年上は頼りにされること、教えてあげることを歓迎します。でもあまりにも常識的なことをいちいち聞いていると、「大丈夫か?」と思われるので、後でこっそり彼に聞いて下さい。
自分から話しかけなければ和めませんので、最初の一歩を踏み出せれば大丈夫。
年の差カップルのジェネレーションギャップはホントにデメリット? でもお伝えしたように、ジェネレーションギャップを楽しむ、学ぶ気持ちで会話に望むと、年下のあなたでも新鮮な気持ちで反応できるし、年下なりの話題を提供できるので会話がひろがります。
5. 無理して付き合わない
一度会って食事をしたことはあるけど、どうも苦手・・・という人は必ずいます。また、相手が複数の時はなかなか馴染めず苦労することが多いです。
そんなときは、彼の友達であろうと無理して付き合う必要はないと思います。私も気の進まないきな男の友達はいます。きな男も分かっているので何ということもありません。建設的な付き合いができる彼の友達を優先してください。
彼の友達に紹介されるということは嬉しいことでもあります。彼が自分との付き合いを本気で考えていると思えますから。そういう彼の思いを無駄にしないためにも年上の彼の友達との付き合いも大切にしたいです。
私がすすめる年上の彼の友達とのつきあい方のコツは、飾らずに、礼儀は抑えながら親しみを持って接すること。
会話のきっかけに困ったときは、共感を示すことで相手との距離を縮めることができます。
そして、彼の友達とはいえ、どうしても苦手意識が拭えない人とは無理して付き合わないことです。気の合う人との交流を優先してください。