数ヶ月前から、以前はほとんど経験したことがなかった肩こりの症状が出始めました。それも両肩。
更年期に入ってからは五十肩は経験していますが、これほど肩がこるのは初めのことです。
肩こりは更年期の特徴的な症状なのか、気になったので調べてみました。対処法もお伝えします。
肩こりは更年期の特徴的な症状なの?
ネットを検索すると、更年期の症状として「肩こり」を訴える人がとても多いです。更年期障害の症状の中にも必ずといっていいほど「肩こり」が含まれています。肩こりは更年期にはよくある症状なんですね。
産婦人科医も次のように述べています。
体の様々ところが痛むというのも更年期によく見られる症状です。特に肩こり・腰痛・背中の痛みは、更年期の特徴的な症状といえるでしょう。
これらは、血液の循環が悪くなることが原因です。ですから、良く体を動かすといった血液の循環を促すことによって、症状を和らげることができます。
(出典: 富田産婦人科クリニック)
言われてみると、私は肩こりの他にも、たまに腰がギクッ!とすることがあるんですよ。一時的なんですけどね。骨がもろくなっているのかも・・・。
更年期に肩こりが多いのはなぜ?
肩が凝るのは血流が悪いからだよね、運動していれば肩こりとは無縁のはず、と勝手に思ってました。実際、これまで運動が習慣になっている生活をしてきて肩こりとは無縁でしたから。
でも、今の私はほぼ毎日運動していても肩こりになっているのですから、運動していればいいというわけでもないようです。
更年期の肩こりは、女性ホルモン(エストロゲン)の量が減少することで自律神経が乱れ、血液の循環の悪化につながることが原因のひとつと考えられています。
血流が悪くなると、筋肉に酸素や栄養が行き届かなくなり、また老廃物や疲労物質などがスムーズに回収できなくなることで肩こりが起こると言われています。
肩こりは、老若男女を問わず認められる症状ですが、更年期世代は、加齢に伴う首や腰の筋肉の衰えから、肩こりを感じやすい時期なのかもしれません。
また、パソコンやスマートフォンの普及による姿勢の乱れや眼精疲労も肩こりを助長している一因になっているようです。
手軽にできる更年期の肩こりの対処法
肩こりは血液の循環が悪くなることが原因なので、更年期が原因の肩こりも、日常生活で血流を促す工夫をすることで症状を和らげることができます。
運動を習慣化する
私も意識していることですが、運動によってこわばった筋肉の緊張がほぐれて、血液の循環がよくなるので、日頃から運動の習慣をつけておくことは大事です。
散歩やウォーキングであれば誰でも簡単にお金をかけずに実践できると思うのでとっかかりやすいですよね。
私は、スロージョギングとラジオ体操が日課になっていますが、特に日本人に馴染みのある「ラジオ体操」はおすすめです。真剣にやれば結構汗をかくし、全身をくまなく動かすように構成されているので体がほぐれます。ラジオ体操バカにできませんよ。
長時間同じ姿勢を続けない
仕事や家事、趣味活動などで長時間同じ姿勢をとることが多い人は、定期的に姿勢を変えてみることです。
特に、長時間にわたって椅子に座りっぱなしの状態が多いデスクワークの人は、1時間おきに立ち上がってストレッチや体を動かすことが推奨されています。
そうすることで、腰痛や眼精疲労、首の疲れにも効果的だし、気分転換にもなります。
私の場合、これが一番肩こりの原因になっているような気がします。毎日何時間もパソコンとにらめっこなので。
ストレスを回避する
ストレスなど気持ちの焦りによって筋肉が緊張して肩こりを引き起こす原因になります。ストレスはさまざまな体調不良の原因になるので、ストレスをため込まないよう、精神面でのセルフケアも必要ですね。
肩を温める
蒸しタオルや使い捨てカイロを使って肩を温めてみてください。一時的ではありますが、血液の循環がよくなって肩こりをやわらげることができます。
肩こりに効く体操・ストレッチ
手軽にできる肩こり体操やストレッチの動画やサイトを紹介します。首や肩に痛みや障害がある人は、医者に相談してから行うようにしましょう。
【肩こりによく効く50秒体操】
【肩こり専門治療院「肩こりラボ」のストレッチ】
【ためしてガッテン「ああ!首と肩がツライ 肩こり根治マニュアル」】
肩こりの症状がひどい場合は、婦人科、整形外科などの医療機関または整体やカイロプラクティックなどに相談してみましょう。