更新 2019.05.6

日光に当たることの健康メリットはあなどれない

【当ページには広告が含まれています】

毎日家でパソコンとにらめっこの私は、平日は家に引きこもってる時間が長いです。暗いうちから繰り出す早朝ジョギング以外は、1歩も外に出ないことも珍しくありません。

そんな私を見て、きな男は「1日1回は日に当たろうよ」と言って、しきりに散歩やちょっとした運動に誘ってくれると前の記事にも書きました。渋々出かけたつもりが、気分爽快で帰ってこれるから不思議です。忙しくしている時、悶々としている時にこそ、少しの時間外に出て日の光を浴びるとスッキリして力がみなぎる感覚があります。

日に当たると紫外線が・・・と日焼けを心配して日に当たることを敬遠する人が多いですが、適度に日光に当たることは私たち更年期世代の体にもいろいろメリットをもたらしてくれます。

スポンサーリンク

日光に当たることによる健康メリットのキーワードは、「ビタミンD」と「セロトニン」です。

日光に当たるとビタミンDが生成される

ビタミンDは、皮膚が太陽光、正確には紫外線B波にさらされることで生成されます。このため「太陽ビタミン」とも呼ばれています。ビタミンDは唯一、人間が体内で生成できるビタミンで、太陽光によりおよそ9割、食事などにより残りの1割が合成されているとされます。

ビタミンDの効果は偉大です。
■骨の健康に重要
ビタミンDはカルシウムの吸収を助けて骨密度を上げてくれるので、骨や歯が丈夫になるということはよく知られていますね。骨粗しょう症になりやすい更年期女性には欠かせないビタミンです。

■認知症予防に効果
最近の研究では、65歳以上の高齢者でビタミンDのレベルが低下すると、脳の認知機能の障害が増加することが分かっています。ビタミンDレベルが最適な高齢者は、低い人と比べて、記憶力や思考能力などの知的な働きを指す「認知機能」障害のリスクが半減したということです。ビタミンDは脳の認知機能を維持する働きもあるので、認知症予防にも効果があります。

■病気のリスクが減る
ビタミンDレベルを正常値以上に保つことで、大腸がん、乳がん、前立腺ガン、食道ガン、咽頭ガン、すい臓ガン、白血病などの発症リスクが20~80%も下がるそうです。

また、心疾患や脳卒中、高血圧や糖尿病の予防にもなります。
例えば、40歳以上の男性でビタミンDレベルが低い場合は、心筋梗塞のリスクが2倍以上に増加するようです。また、ビタミンDレベルが低い人は、高血圧のリスクが7割、糖尿病のリスクが4割も増加するという研究結果もあります。

ビタミンDが健康に及ぼす影響については、こちらのまとめ記事が参考になります。

日光に当たるとセロトニンが増える

セロトニンとは神経伝達物質の一つで、心のバランスを整える働きがあります。精神を安定させることで幸福を感じやすくするため、「幸福ホルモン」と呼ばれることもあります。このセロトニンは、太陽の光を直接浴びることによって分泌量が増えます。

日光を浴びることで脳内の神経が刺激され、セロトニンが分泌されます。セロトニンが分泌されると副交感神経が刺激され、体はリラックスした状態になります。そうすると、体温の調節やホルモンバランスが正常にコントロールされ、自律神経が整います。

最近は、不眠症やうつ病などの精神疾患にも、日光が関係していることがわかってきています。
うつ病は、精神のバランスを保つセロトニンが不足して、気分の落ち込みを招くと言われています。

また、夜決まった時間に眠くなるのは、体内時計によって睡眠ホルモンの「メラトニン」が分泌されるためです。メラトニンはセロトニンが材料になって合成されるホルモンです。セロトニンが不足すると必然的にメラトニンも不足してくるので、寝付きが悪い、不眠などの睡眠障害が現れます。

このように、セロトニンが分泌されることによって、精神の安定、うつ病の予防、眠りの質の向上などが期待できます。

確かに、天気がいい日は体調がよくて活発になりますが、雨の日はなんだか憂鬱になりますよね。
冬季うつ病も、冬場は夏にくらべて日射量が少ないことが原因とされています。


日光(紫外線)に当たらないと、十分なビタミンDが生産されないため、カルシウムの吸収が少なくなり、骨や歯がもろくなったり、イライラしやすくなります。また、セロトニンが分泌されなくなるので、情緒不安定になったり、うつ病、睡眠障害になりやすくなると考えられます。

いずれの症状も、更年期女性が発症しやすい症状でもあります。日光に当たることは、体の健康を維持するために大きなメリットがあることが分かりますね。

それじゃ、1日どのくらい日光に当たればいいの? については、「健康のために必要な日光浴の時間は? 室内の窓越しは効果ある?」をご覧ください。

スポンサーリンク

ブラジャーが苦手です。締め付けられて息苦しくないですか?前のページ

健康のために必要な日光浴の時間は? 室内の窓越しは効果ある?次のページ

関連記事

  1. 健康

    健康のために必要な日光浴の時間は? 室内の窓越しは効果ある?

    前回は、日光に当たることの健康メリットについてお伝えしました。日に…

  2. 健康

    ブラジャーが苦手です。締め付けられて息苦しくないですか?

    ブラジャーって苦しくないですか? 胸のない私にはバストトップを目立たな…

  3. 締め付けないノンワイヤーブラ

    健康

    【買ってよかった】アンダーが苦しくない・きつくないノンワイヤーブラのおすすめ

    ブラジャーが苦手です。締め付けられて息苦しくないですか? でも紹介しま…

スポンサーリンク
PAGE TOP