親のケア

更新 2018.10.15

父を見送る

約4ヶ月ぶりにオーストラリアに戻ってから1か月が経過。

日本滞在中、入院していた父が死亡。
原因不明の神経の病気で下半身不随となり、3年近く入院していたが、
死亡の数日前から危篤状態になり息を引き取った。

最後の2日間は病院に寝泊まりして死に立ち会い、ばたばたと通夜・葬式を終え、その後四十九日の法要と納骨を済ませて帰豪。

*初めて葬式を主催する側になった体験はこちら⇒ 田舎の葬式はしきたり・慣習を大きく外れないやり方が無難

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父が逝っても、死んだ気がしないと母はつぶやいていた。
この3年間、母は病院に行って父に面会する以外は、家ではずっと一人暮らしで、そばに父がいなかったからだろう。

それほど沈んだ様子もないので安心した。弱っていく父の姿を見ていて、死期が近いことが予想できていたせいもある。

これからの時期、畑仕事や花壇の手入れ、山菜採りに勤しむことができるのでタイミングも良かったと思う。
友人や近所とのつきあいも今までどおり母の生活を埋めてくれるだろう。

何より、身勝手でわがままな父から解放されたのだから、今後は残り少ない人生を自由に楽しんで欲しいと心から願っている。死んだ親の悪口に聞こえるかもしれないが、いつも小さくなっていた母を知る身としては、正直、安堵の気持ちが大きい。

病室のベッドで痩せ細っていく父の姿を見て気の毒に思う瞬間もたびたびあったが、病気の発症から死まで、自宅ではなく病院のベッドで終えられたことは、母にとっては幸いなことだったと思う。

父の入院以来、毎年、長期間帰省して、母と一緒に定期的に見舞うことぐらいしかしていないが、それでも自分が大人になってからは親との接触が一番長かった3年間だった。

父とは衝突することが多く、常に距離を置いていたので良好な親子関係とはとても言えない。この3年間でその距離が縮まったとも感じていないが、良くも悪くも親の生涯から学ぶことはあった。

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