レジ袋廃止

更新 2018.11.18

オーストラリアのレジ袋廃止への動き

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日本の環境省は、レジ袋の有料化をスーパーやコンビニなどの小売業を対象に、2020年度以降の義務化を目指すことを発表しましたね。

日本はレジ袋の有料化に留まっていますが、世界的に見ると、環境に与える悪影響や資源の無駄使いを減らす観点から、先進国を中心にレジ袋の廃止の動きが高まっています。

ここオーストラリアも環境問題に熱心な国なので、レジ袋廃止の動きは10年近く前から始まっていますが、全国的な展開には至っていません。

つい最近、私が住む州もついにレジ袋の禁止を発効しました。今まで無料だったレジ袋が廃止されました。

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オーストラリアのレジ袋事情

オーストラリアでは、ビニール袋は「使い捨てビニール袋(single-use plastic bags)」と「再利用可能なビニール袋(reusable plastic bags)」に分けられますが、レジ袋は使い捨てビニール袋の部類に入ります。

レジ袋の使用については州によって法律が異なります。

南オーストラリア州、北部準州および首都特別地域、タスマニア州は、それぞれ2009年、2011年、2013年からすでにレジ袋を全面禁止しています。

そして、今年2018年7月からは私が住むクイーンズランド州と西オーストラリア州が追従しました。

残る2州はビクトリア州とニューサウスウェールズ州ですが、ビクトリア州は2019年後半に禁止を予定していますが、ニューサウスウェールズ州はまだ禁止の計画は発表されていません。

ただし、オーストラリアの2大スーパーマーケットの「Woolworths(ウールワース)」と「Coles(コールズ)」は、それぞれ2018年6月20日と7月1日から、法令で禁止されていない州でも自主的にレジ袋の提供を廃止しました。

ドイツ発祥のアルディはもともとレジ袋を提供していないため、オーストラリアのほとんどのスーパーからレジ袋が消えたことになります。

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レジ袋の代替法

私が住む州は今年の7月からレジ袋が廃止されましたが、廃止直後はスーパーのレジ係がレジ袋廃止に批判的な客に罵倒されたり、詰め寄られたりと混乱したようです。

個人的には、廃止の流れは好意的に受け止めているので、抵抗なく切り替えできています。

レジ袋がなくなっても代用品は複数あります。

・マイバッグ

コレが一番多い代替法だと思います。エコバッグをマイバッグにしている人が圧倒的多数です。

我が家では、車のトランクにスーパーオリジナルのエコバッグを10枚ほど積んでいますし、外出用のバッグにも折りたたみ式の買い物袋が2枚入っています。なので、予定外の買い物が発生しても大丈夫です。

・再利用可能なビニール袋またはエコバッグ(有料)

買い物バッグを忘れた、または持っていない場合は、有料の袋を買うことになります。

例えば、スーパーのウールワースでは再利用可能なビニール袋を1枚15セント、エコバッグを99セントで販売しています。

・段ボール(無料)

スーパーの空き箱の段ボールは無料で使えるので、資源ゴミの段ボールは有効活用できます。

・紙袋(無料・有料)

小売店によっては、紙袋を無料または有料で提供しているところもあります。

・買い物袋不要?

行きつけのスーパーでは、買い物の量が少ない場合は手づかみで帰る客や、レジを通した商品を直にカートに入れて車まで運んでいる客も見かけます。

車に買い物袋を忘れてきたのか、ホントに不要なのかは定かではありません。

=====
レジ袋が廃止されるずっと前からマイバッグで買い物している人は結構いました。

我が家は車にエコバッグを常時積んではいましたが、以前はお店では普通にレジ袋で買い物して、カートから車に移すときにエコバッグに詰め替えて、アパートの駐車場から部屋に運びやすいようにするという使い方が主でした。

というのも、行きつけのスーパーはショッピングセンターに入っていて、週一のスーパーでの買い物は他の店での用事を済ませてから最後に行くパターンが多いので、最後のスーパーのためにずっと買い物袋を何枚も持ち歩くのが面倒だったことが一つ。

また、レジ袋をゴミ袋として活用していたので便利だったこともあります。

実際に、レジ袋をゴミ袋として利用している家では、新たにゴミ用のビニール袋を買わなければならないので、レジ袋廃止が環境への負荷を減らすことになるのかどうか、疑問視する声もあるのは確かです。

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