ブリッジからインプラントへ

更新 2019.05.21

ブリッジからインプラントへ (1) ~歯のケアを怠った代償は大きい

【当ページには広告が含まれています】

今年2018年の1月~8月にかけて、長年ブリッジにしていた歯を外して、真ん中の歯がない部分をインプラントにし、支えていた両隣の歯を個別にセラミックで被せ直す治療をしました。その体験談をお伝えします。

ブリッジにしたのは、もとはといえば虫歯が悪化して抜かざるをえなくなったことが原因です。

今となっては遅すぎますが、若いときにもっと歯のケアを重視していれば、50代になって歯に大金を払うこともなかったかもしれません。予防歯科の意識もまったくなかったですから。

予防歯科についてはこちら⇒ 歯の健康は予防歯科が大切、セルフケアとプロケアのダブルケアを常識にしよう

スポンサーリンク

ブリッジにした経緯

・20代前半だったと記憶していますが、虫歯が悪化して右下の前から6番目の歯(第一大臼歯)を抜かざるをえなくなりました。今から25、6年前のことですが、恥ずかしながらそれだけ歯のケアが行き届いていなかった証です。

朝晩歯磨きはしていましたが、きっちり歯垢を取らなきゃという意識はなく、単に習慣として歯磨きしていただけだったような気がします。磨き方が悪いと誰かに言われたこともなかったので、ずっと適当な歯磨きをしていたのです。

当時は、現在のように、定期的なチェックやクリーニングが必要だなんて歯医者にも言われたこともないし、自分で意識したこともありませんでしたね。歯医者は歯が痛くなってからいく場所でしたから。

歯を抜いた後は、インプラントという選択肢はまだなかったので、ブリッジにするか、部分入れ歯にするかのいずれかでした。しっかり噛めるのはブリッジのほうだと言われたのでそうしました。

ご存じのように、ブリッジは抜歯した両隣の歯を削って支えにするので、健康な歯を傷つけることになります。そして、健康な歯まで削ってしまうと、後々その健康な歯まで虫歯になってしまう可能性が高くなります。

・最初は、保険が利くという理由で、銀歯のブリッジにしました。真ん中の歯がない部分は、現在のようにダミーの歯ではなく、まさにブリッジ(橋)のごとく横に一直線に渡してあるだけなので、下にかなりの空洞がありました。笑ってもほとんど見えない奥歯だし、そのほうが治療費が安くなるという歯医者のおすすめ策だったのか、そういう形のブリッジも普通にあったのかどうかは分かりません。

・その10年後くらいに、銀歯のブリッジが嫌でセラミックに被せ直しました。オールセラミックではなく、裏側の一部が金属のクラウンでしたが、真ん中にダミーの歯が入り、きれいな並びになって喜んだ記憶があります。

・その後は問題なく過ごしていましたが、2017年の後半くらいから、噛むとブリッジを支えている手前の歯に痛みを感じるようになったんですよね。手で押しても痛みがありました。オーストラリアのかかりつけの歯医者に行って相談したら、レントゲンでは異常が見られないから、一時的なものかもしれない。しばらく様子をみましょう、と言われました。しかし、その後も症状は変わりませんでした。

・そうこうするうちに、数ヶ月日本に行くことになっていたので、日本の歯医者に診てもらうことにしました。

スポンサーリンク

日本の歯医者にかかる

初めて行く歯医者だったのですが、初日は、問診票を記入した後、(歯科医ではないスタッフとの)対面での細かいカウンセリング、レントゲンと口腔内の写真撮影、歯科医の診察まで2時間近くかかりました。最近の歯医者は初診だとどこもこうなんですかね?細かな相談ができたのでとても良かったですが、日本の歯医者の変わりようにびっくりしました。

歯科医の話では、レントゲン写真では特別問題が見当たらないということでした。直接、問題の歯を見たところ、ブリッジを支えている手前の歯の下にちょっと隙間があって、何かが何かに触れている(よく覚えていません)みたいなことを言っていました。

後日、麻酔をしてブリッジを外しました。ブリッジを支えるている歯、特に、痛みのある手前の歯はかなり削られて細くなっていて、神経に近いと言っていました。虫歯にはなっていなかったので、これといった原因が特定できないようでした。

ブリッジのままにすることもできるけれど、いずれ問題が起きる可能性が高いと言われて考えました。

ブリッジは真ん中のダミーの歯と両隣の被せた歯がくっついて一体になっているので、両脇のいずれかの歯に問題があると、その都度麻酔を掛けてブリッジごと外して治療することになります。場合によっては、ブリッジ自体を作り直さなければいけなくなるかもしれません。

それよりだったら、ブリッジをやめて、両脇の歯に独立したクラウンを被せて、真ん中をインプラントにすれば、後々問題が起きても、個々の歯ごとに治療ができるからいいよね、とは前々から考えていました。

それに、真ん中のダミーの歯の下に少し隙間があり、念入りに掃除しないと歯垢が溜まりやすくなるので、そこだけ歯間ブラシに持ち替えて掃除するなど、余計な手間がかかります。

そんなことを歯科医に話したら、そのほうがいいかもしれません、と。

ということで、歯がない真ん中はインプラントにして、両脇の歯は新しく個別にオールセラミックの被せものをすることにしました。

つづく⇒ ブリッジからインプラントへ (2) ~治療プロセスと費用について

スポンサーリンク

レジ袋廃止オーストラリアのレジ袋廃止への動き前のページ

ブリッジからインプラントへ (2) ~治療プロセスと費用について次のページ

関連記事

  1. 歯のケア

    電動歯ブラシとフロスの最強タッグで虫歯予防

    突然ですが、離れ島に私物を3個持って行けるとしたら何を持って行きますか…

  2. 歯のケア

    歯の健康は予防歯科が大切、セルフケアとプロケアのダブルケアを常識にしよう

    健康に生きていく上で、歯は非常に重要です。健康な歯を保つには、自分…

  3. 歯のケア

    ブリッジからインプラントへ (2) ~治療プロセスと費用について

    長年ブリッジにしていた部分を、歯のない真ん中をインプラントにし、その両…

  4. 電動デンタルフロス

    歯のケア

    電動フロスで評価が高い「パナソニック ジェットウォッシャー ドルツ EW-DJ51-A」を使ってみた…

    以前の記事で、虫歯予防には電動歯ブラシとフロスの併用が必須だとお伝えし…

PAGE TOP