家族に「テレビの音、大きすぎ!」って言われてませんか?
実は、きな男は徐々に耳が遠くなっていて、テレビの音がうるさいのです。
きな男のボリュームに合わせていると、私は頭が痛くなるので、きな男に文句を言うことになるし、逆にきな男は自分の快適なボリュームでテレビを視聴できなくなるという悪循環。
それに、就寝中に隣のリビングからテレビの音が響いて気になって眠れないこともしばしば。
そこで、最近ネックスピーカーを入手したところ、見事にこの2つの問題が解消されました。
テレビの音量がもたらす家庭内不和
我が家は年が離れているので、きな男が私より先に耳が遠くなるのは仕方のないことです。でもテレビの音量が相互の快適な領域を害しているのは事実です。 きな男が我慢して低い音につきあえるのか・・・聞こえなくなるから無理です。私が爆音に我慢できるかというと・・・もちろんできません! 結局、お互いに中途半端な音量に落ち着かざるを得ない状況でした。
テレビを一緒に見ているとき
きな男のボリュームに合わせていると、私は不快で頭が痛くなります。なのでボリューム下げてとお願いしますが、きな男にしてみれば、自分に最適な音量でテレビを視聴できなくなるので快適性が損なわれます。
どちらかが就寝中にテレビを視聴するとき
我が家はリビングと寝室が隣り合わせなので、リビングでテレビを付けていると、その音が寝室に漏れます。
特に音に敏感な私が早く就寝することが多いので、リビングから聞こえるテレビの音が気になって眠れません。そこでまたボリューム下げてと言わざるを得ません。
逆に朝、きな男がまだ就寝中に私がテレビを付けるのはNHKのラジオ体操の10分間。音量を絞ってごく低音にしているのでそれほどきな男には聞こえていない模様ですが、私にとっては快適な音量とはいえません。
いずれにしても、テレビの音量の快適さの隔たりが大きくなっている我が家は、そのことでお互いの気分を害してしまう場面が多くなっています。
テレビの音量問題はネックスピーカーが解決してくれた
そんな我が家も、「ネックスピーカー」の導入で、テレビの音量を巡るモヤモヤが解消されました。
ネックスピーカーとは
「ネックスピーカー」は、耳に直接音を流すイヤホンやヘッドホンとは違い、首にかけるタイプのワイヤレススピーカーです。「ウェアラブルスピーカー」とも呼ばれます。首にかけたスピーカー部分から直接音が出る仕組みです。
Bluetooth送信機やBluetooth対応端末と接続してワイヤレスで音楽やテレビの音声を聴くことができるスピーカーです。
耳を塞がない首にかけるタイプなので装着感が心地いいです。電波の届く範囲であれば移動しても音が途切れません。
「ネックスピーカー」とか「ウェアラブルスピーカー」という商品の存在は知っていましたが、耳が遠い人のテレビの音量対策に使っている人が意外に多いことを知ったのはつい最近です。
今回購入したネックスピーカーは、シャープの「AQUOSサウンドパートナーAN-SS1」です。
■追記 (2020/08/15)
2020年7月に新モデル「AQUOSサウンドパートナーAN-SS2」が発売されました。
重量やサイズ感はそのままに、リフレクター構造スピーカー (耳に向かって音が効率よく流れる設計) やクリアボイス機能 (会話音声帯域を増幅することで聞き取りやすさがアップ) 、連続再生時間の向上、生活防水機能など、前モデルAN-SS1からさらにバージョンアップされています。
ネックスピーカーを導入して良かった点
約1ヶ月ほど使用していますが、テレビの音量を巡るイライラがなくなり、私もきな男も大満足。今のところ、我が家の今年買って良かった商品のベスト1です。
・一緒にテレビを見ているときも、自分に最適なボリュームで視聴できる
テレビの音は私の快適な音量に合わせ、きな男はネックスピーカーで自分に快適な音量でテレビを視聴しています。
・深夜・早朝でも気にしないでテレビが視聴できる
どちらかが就寝中の場合は、テレビの音量をゼロにして、ネックスピーカーの音だけで視聴できるので、気兼ねなくテレビを見られるようになりました。お互いの気分を害することもありません。
・意外な発見も
きな男はネットスピーカーを使ってから、今まで聞こえていなかった音があったことに気付いたようです。
初めてネックスピーカーを使った日に、「これいいんだけど、なんかいつも音楽かかってるんだよね。裏番組の音楽かな? もしかして不良品なんじゃない?」というきな男。
「だいたいのテレビ番組はBGM流れてるし、今見ている番組でもBGMかかってるよ」と返すと、そうだったのかという表情のきな男。この時初めて、今まで番組内で流れているBGMが聞こえていなかったことに気付いた様子でした。今では、BGMも高音もはっきり聞こえるようになったとのこと。
・耳を塞がないので長時間使っても耳に優しい
イヤホンやヘッドホンは耳穴または耳全体を塞ぐので圧迫感や違和感があるし、痛くなりますよね。個人的にはそれがとても苦手なので、今までどちらも使うことはほとんどありませんでした。
ネックスピーカーはご覧のとおり、首にかけるだけで耳を塞がないワイヤレススピーカーなので、圧迫感も違和感も痛みも発生しません。それにこの商品はとても軽いのでまったく疲れません。
・耳を塞がないので回りの音も聞こえて安心
耳を塞がないので話しかけられている声や、電話の音もはっきり聞こえます。非常時の音や連絡ももらさないので、安心感はありますね。
ウォーキングや自転車通勤に使っている人も多いようです。
・その他の機能も
我が家では使っていませんが、他にも便利な機能があります。
スピーカー2台で同時に同じテレビ音声が聞ける、スマートフォンとBluetooth接続でハンズフリー通話や音楽の視聴が可能、GoogleアシスタントやSiriに対応しているのでハンズフリーで音声検索が可能などなど。
ネックスピーカーの注意点
・周囲に多少音は漏れる
耳を塞ぐイヤホンやヘッドホンと違って、ネックスピーカーは首にかけたスピーカー部分から直接音が出る仕組みになっているので、音は多少外に漏れます。
ウォーキングやサイクリング中にも使えますが、ネックスピーカーの構造上、音漏れは多少するので、使う場所に合わせて音量を考慮する必要はありますね。
・商品によって音質はさまざま
我が家で使っているネックスピーカーの音質は音楽鑑賞用ではありません。低音の迫力も音の重厚感もないので、音楽重視の人には物足りないと思います。
テレビ視聴がメインで、あくまでテレビの音がハッキリ聞こえればいいという程度であれば、軽くて扱いやすいので十分目的を果たせます。
テレビだけでなく、音楽も聴きたい場合は、もっと音質に優れたネックスピーカーもあるので検討の余地があるでしょう。価格と重量が増しますが、下記の商品は評判がいいようです。
いずれにしてもネックスピーカーは、加齢に伴って聞こえが悪い、イヤホンもヘッドホンも苦手、テレビやスピーカーで大音量を出せない環境にはおすすめです。
聞こえが悪くなると生活の質も下がる
きな男は、高音や、背後から話しかけられたり、少し離れた場所から話しかけられる音が聞きとりにくいようです。
加齢とともに音が聞こえにくくなる「老人性難聴」の症状は、程度の差はありますが、70代になると約半数の人に現れると言われています。
きな男もその年代なので聞こえづらくなっていても不思議ではありませんし、私もいずれはそうなる可能性が高いのです。
最初は自覚症状がなく、テレビやラジオの音がやたらと大きくなったことを、家族や周囲の人に言われて初めて気付くことが多いのです。
聞こえが悪くなると、会話が聞き取りにくくなって周囲とのコミュニケーションが円滑に取れなくなります。
現時点では、ネックスピーカーで家庭内のテレビの音の干渉は回避できていますが、難聴の症状が進めば補聴器などの対策が必要になるかもしれません。
家族や周囲の人とのコミュニケーションや生活の質を阻害させないためにも、聞こえが悪くなったら放置せずに専門医に相談して対処する必要がありますよね。
また、難聴の原因は加齢だけではありません。年齢に関係なく、普段大きな音で音楽を聴いたり、爆音や騒音にさらされたりすることも原因になるので要注意です。