ブラジャーって苦しくないですか? 胸のない私にはバストトップを目立たなくする程度の役割しか感じないブラ。
もとからブラジャーの締め付け感が苦手で、常にアンダーバストのサイズが1ランクまたは2ランク上のサイズを着用しています。胸の形を崩さないために夜もブラをしたまま寝るなんて考えられません。ガードルやボティースーツなんて着たらぶっ倒れそうです。
更年期になると、今までなんの違和感も感じなかったブラジャーの締め付けが、急に息苦しく感じるようになる人もいるようですね。
私が実践しているブラの締め付け緩和策をご紹介します。
これまでのブラとのつきあい
生まれつき胸は小さく、ずっとAカップ。加齢とともにさらに小さくなってきているような。ブラ必要あるのか? と最近とみに感じます。
以前、日本人の友達とオーストラリアのモールの下着売り場に行ったとき、店員が私たちを見るなり「こちらへどうぞ」と脇目も振らずAカップコーナーに案内されたことがあります。よく分かってるね~、と2人して苦笑い。探す手間省けましたけどね。外見からもバストがないのが明らかな私です。
私のブラのサイズは、昔、デパートの下着売り場の店員にサイズを測ってもらったら「A75」と言われたんです(自分ではA80だと思ってたんですが)。でも、アンダーバストどおりのサイズのブラをつけると、息苦しくて気分悪くなると言ったら、「フィットしたものを着けないと胸の形が崩れますよ」と。ちょっと、お姉さん、「ご覧の通り、崩れるほどのバストでもないでしょうに」とは返しませんでしたが。
ですから、これまでいつもA80かA85ばかり身につけています。当然カップのほうはスカスカ、ブカブカでぴったり感がないわけですが、アンダーが圧迫されるよりは断然快適です。
ブラ付きのキャミソールも長年愛用していますが、それでさえ、締め付けがあって苦しいものが多いので、アンダーのゴム部分を手で無理やり伸ばして広げたり、ハサミで切り込みを入れたりして着用しています。
ヌーブラがはやった時、つられて購入しましたが、蒸れるし、肌が呼吸困難に陥っているようで好きになれませんでした。
ワイヤー入りのブラは昨年全部処分しました。圧迫感が強い、ワイヤーが肌にあたって痛い、ワイヤーが布から飛び出ることがある、かさばるので収納スペースを取る、など私にとってはデメリットが多すぎるのでもう使っていません。
家ではノーブラ
ここ10年は在宅で仕事しているので、毎日ノーブラ。快適過ぎです。この開放感は手放せません。
なので、ブラをするのは外出するときだけ。でもたまに忘れて出かけてしまうことがあるんですよね。さすがに薄着の時は気になるので、最近は常に大きめの絆創膏を持ち歩いています。
それと、熱帯に住んでいるのでトップスはキャミソールやタンクトップが多く、ストラップレスのブラをすることが多いのですが、気がつくとお腹のあたりにズレ落ちていて、焦ったり。ほとんど役目を果たしていません。
家にいる間だけでもノーブラおすすめです。
ブラは日本で購入
オーストラリアに住み始めて長いですが、下着のパンツはこちらのものを着用していますが、ブラは日本に帰国したときに買うことが多いです。サイズは無いことはないのですが、Aカップになると品数もデザインも品薄になります。それに日本の方が品質がよくて値段が割安です。
ブラ付きのキャミソールも、いろいろ買って試していますが、私にはまだまだ締め付け感があり、しっくりしたものが少ないです。
たまに、実家の近所のスーパーの洋品売り場の下着コーナーで掘り出し物が見つかることがあります。昨年は、綿のブラ付きキャミソールでアンダーのゴムがきつくない商品に出会えました。しかも格安。 何と言っても田舎ですから、中高年層向けの商品が充実しているので、特にワイヤーなしのブラも希望に叶った商品が探せることがあります。
おすすめ締め付け緩和策
■手持ちのブラをゆったり着用する方法
これは私がだいぶ前からやっている方法です。アンダーがきついなと感じたら、ブラのアンダーを延長できるフックでアンダーバストを延長すれば、かなりゆったり感を味わえます。これだけでものすごく快適になります。
色はだいたい、白、ベージュ、黒しかないですが、どうせ隠れる部分ですから、黄色ブラにベージュのフックでも、紫ブラに白フックでも気になりません。
手持ちのブラを有効活用できる一番のおすすめの方法です。
新しいブラを買う場合も、締め付けが嫌だからと大きめのサイズを選ぶのではなく、適正サイズのブラを購入して、この延長フックを使えばアンダーの締め付けもゆるゆるカップも回避できます。
私が愛用しているのは「Braza ブラアンダーエクステンダー【楽天】」です。
■キャミソール対策
キャミソールやタンクトップを着用するときに、ブラのひもを見せたくない場合は、ストラップが外せるワイヤーブラが一番ホールド力が高いので一般的ですが、ノンワイヤーでストラップを外せるブラもあります。チューブブラ (胸の腹巻きみたいなブラ) タイプが多くなりますが。「ノンワイヤー ストラップレスブラ」等で検索してみてください。
ホールド力が不安な場合は、透明ストラップやおしゃれなストラップに付け替えて着用すればズレ落ちる心配もありません。基本の透明色や白、黒のストラップは下着売り場でも購入できますが、オンラインではいろんなブラストラップが販売されています。また、「見せるストラップ」タイプのブラもあるので、最初からその手の商品を選択すれば、ストラップが見えても違和感ありません。
調べているうちに、パッドが取り外せるタイプのキャミソールやタンクトップがあることを発見。アンダーにゴムが入っておらず、胸の部分の布が二重になっていてその間にパッドを入れてトップが目立たないようにするタイプです。成型されたブラのようにホールド力はないようなのでバストが大きい人には合わないかもしれませんが、私には問題なさそう。もっと早く知ってれば。「カップ取り外し可能 キャミソール」や「カップ付き キャミソール 綿100%」等で探せます。
無印良品のカップ付き (カップが固定)、カップ入り (カップの出し入れが可能) インナーも、アンダーがとても楽という口コミがありました。
■ノーブラでバストトップが気になる場合
外出先でもノーブラでいたいときは、「ニプレス」を使う手があります。緊急の場合は大きめの絆創膏でもいいのですが、ちゃんとした製品の方が着け心地がいいです。皮膚への負担がかかるので、長時間の貼付は控えた方がいいでしょう。
【使い捨てタイプ】
■ワイヤー入りブラをやめる
ワイヤーブラは胸を支える効果が高いので、バストの大きい人には有効かもしれませんが、私のように、圧迫感が強い、ワイヤーが肌にあたって痛い、ワイヤーが布から飛び出ることがある、と感じている人も少なくないのではないでしょうか。
それに、ブラジャーのワイヤーは電磁波のアンテナの働きをして乳がんのリスクを高めるとも言われています。
今は、ノンワイヤーブラ、スポーツブラ、チューブブラなど、ワイヤーなしの選択肢もたくさんあります。
ジニエブラエアーやジニエドリームブラもかなりよさそう。評価も高いです。ワイヤーブラがきつい、痛いと感じる人はこのタイプの選択肢を考えてもいいかもしれません。
トリンプの「スロギー」 ブラはワイヤーも縫い目もなく人気のようです。
更年期の下着の締め付け
自律神経の活動が乱れて、ストレスを感じやすい更年期の女性には、着用したままでもリラックスできる下着が理想的です。
ブラジャーはワイヤーなしで、脇や肩は細い紐で締め付けず、面で支えるタイプが推奨されています。
また、肌の弾力が衰えてくるので、下着による食い込みをつくらないためにも、締め付けないことがポイントです。
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きつい下着を何年も着けていると、肋骨の動きを妨げて呼吸器障害予備軍になるとか、ブラジャーがリンパ系を締め付け、発癌性のある毒素が乳房内に滞留して乳癌を発症させると考える研究者もいます。
少なくとも、女性がブラ、特に補正力が強いワイヤー入りブラのような体にきついものを長時間身につけることは、健康上あまりよくないと言えます。
私は、健康上の問題を考える以前に、もともとブラの締め付け感が苦手だったので、どうにかして息苦しくないように工夫してきました。今ではノーブラで過ごせる時間が長いのでかなりリラックスできています。いずれは外出時もノーブラに移行できたらと思っています。
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